なぜミスの歴史も繰り返す?同じ過ちを犯さないために超えるべき科学的障壁

【ゼロ知識→新知識】

【誤知識→新知識】

記憶の原理のもとでは、覚えるためには2つの働きが必要と説明しました。

しかし、「ミス」を新しい知識に変える場合、「ゼロ状態」から新しい知識に変えるのと少し状況が異なります。

この場合、大きな問題となることが2つあります。

それを超えない限り、人はいくら「分かった」と思っても同じ過ちをひたすら繰り返してしまいます。

一体なぜ「歴史は繰り返す」のか…。

なぜ「人は変われない」のでしょうか。

これらもまた、実は科学的には当たり前の現象なのです。

そして、それらはテストでの「ミス」についても同じように起こります。

どういうことでしょう。

同じミスを繰り返すことの、2つの科学的な理由はこうです。

ひとつは「バイアス」という働き、もうひとつは「習慣」の働きです。

まず、人は思考や認識のしかたに癖があり、その癖にしたがって物事をとらえる傾向があります。

これが「バイアス」のひとつです。

(バイアス・認知の研究は現在ホットな研究テーマであり、スタンフォード大などでも必修科目となっているような、わたしたちの大きな課題です)

しかし、これを変えるのは簡単ではありません。

なぜなら、イギリスで行われた「習慣」についての研究では、次のような結果が出ているからです。

それは、「人は新しい習慣が定着するのに平均66日かかる」というものです。

どうでしょう。とても大変なことですよね。

「三日坊主」という言葉がありますが、それもそのはずです。

科学的に新しい習慣化には平均66日も必要なのに、3日で習慣化なんて出来るわけはないのです。

テストでの「間違い」も同じです。

「分かった」「正解はこうか」と思っても、それも三日坊主ですぐに元の思考に逆戻りしてしまうのです。

しかし、勉強で大切なものは、「記憶すること」と「できないものをできるに変えること」でした。これは言い換えると、「ゼロ知識→新しい知識」にし、「誤った知識→新しい知識」にするということです。

新たに記憶するためには、記憶の原理でお話ししたように、2つの働きで十分です。

しかし、「誤ったものを新たに正解として覚えなおす」場合には、「バイアス」と「習慣」を攻略した上で、新たに「覚える」方法でないといけません。

特に記述式の問題では、どのようなあなたの解答も、あなたが苦労して考えた道筋がそのまま反映されたものです。

数学、現代文、英作文…。

あなたも実際に解きなおしてみるときっと実感するはずですが、これらはすべて正しく復習しないと、「バイアス」と「習慣」通りに、元のあなたの書いた解答を次もそのまま書いてしまうのです。

ちょっと、あなたのまわりの人たちのことを考えてみてください。

成績があまりよくない人が、急にできるようになることが、ほとんどないのではないでしょうか。

というのも、このような人の習性と正しい方法は、ほとんど知られていないからです。そして、やらない人がほとんどだから、基本的に成績が上下しないのです。

しかし、このように考えてみてください。

周りの人がやらない部分だからこそ、大きなチャンスでもあるのです。

他人の正しい思考である正解も、「バイアス」と「習慣」を超えられれば、すべてあなたの正しい思考として新たにインプットすることが可能です。

そしてあなたが間違えるたびに、正しいものを自分のものにできるのであれば、間違いなく将来の満点に近付いていきます。

  • ✅数学での間違った思考プロセスも、次に類題が出たときに、そのまま新たな得点源に変わります。
  • ✅現代文の減点をくらった記述問題も、正しい振り返りによって、いずれは満点解答することも必ず出来るようになります。
  • ✅あなたが書いた正しくなかった英作文も、次には実物のリアルな英語として、世界どこでも通用するものとして身につけることができるのです。

さて、これらすべてを叶えるような、科学的に正しい方法とはどのようなものでしょうか。

ゼロ状態であれば、順にたくさん「見る」だけで十分でした。今回もまた「見ないでも再現できる」ことがゴールですが、そのためのアプローチが異なります。

以下の詳細の手順を踏んで、あなたも先生や周りの人があっと驚く成果をあげてみてくださいね!

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