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○対象者:中学生以上
あなたもこのようなことを聞いたことがありませんか?
- 日本は文法を重視しすぎである
- 文法はいらない
- 英語を使う機会が足りない
- 日本人は英語力が低い

スイスのEF( Education First)という機関によれば、実際に日本人の英語力の評価は世界92位です。これは、アジアでも下から2番目という評価の低さです。(2024年)
世界では「英語ができる」が当たり前になる中で、これは私たちにとってとても大きな問題です。
私たちは英語の学習に3年から6年以上を費やしますが、これだけの期間やっているのに英語が使えないというのは、非常にもったいない話です。
しかし、日本の英語教育のカリキュラムに問題があるわけではありません。もちろん日本人の能力の問題でもありません。
むしろ、国際基準の英語力を養うのに必要なことは、実は日本の英語教育ですべて網羅されています。
では、一体なぜこのように日本人は英語ができないのでしょうか。
それは学習内容の問題ではなく、学習方法と外国語学習への考え方の問題です。
外資系企業のビジネスの現場には、帰国子女でなくとも国際水準の英語を身につけた日本人が一定数存在しています。
学問研究の現場にも、英語含む外国語を、自在に読む、書く、話す、聴くことができる日本人がたくさん活躍しています。
私も英語以外にもいくつかの言語を使うことができますが、結局のところ、語学を身につけた人の語学の学び方には、共通する法則と方法があるのです。

それを正しく伝えたことで、中学からずっと英語が赤点の高校生でも、半年で学年2位になり、1年で英検準2級を取ってきてくれました。
あなたにも必ずできます。
これからお話しする内容は、私の経験のみを踏まえたものではありません。
第二言語習得論や音声学、知人らが色々な外国語を身に着けた実際の方法など、すべて学術的にも根拠のある、「誰もができる」、「わかる」英語の学び方をお伝えします。
難しいものでは決してありません。
欧米の歌手やスポーツ選手のニュースをあなたも読み下せるようになりますし、外国の友達とLINE感覚でチャットできるようにもなるでしょう。海外ドラマだって、外国人のように楽しめるようになります。
あなたの土俵が世界に広がります。
では、学校の授業内容で国際基準の英語力をつけるには、どのようにしたらよいでしょうか。
まず、あなたが文法で学んでいるのは、本当は「木」のようなものです。

木には根があって、幹があり、その先に枝葉がありますね。
まずは根が大事です。すべての文法事項を、同じような1枚の葉のようにとらえてはいけません。
根がしっかりと張られていない状態で、葉をつけようとしても、葉っぱは枯れてしまいますよね。
英語で何よりも大切なのは、文法部分のさらに根の部分を、きっちり理解することです。なぜ「根」と言えるのかを理解し、どうすれば「根」として定着するのか、ここをクリアできれば必ず花は咲きます。
また、私たちは当たり前のように「読む」「書く」「聴く」「話す」を同じようにとらえていますが、実際はそのようなことはありません。

私たち人間には、約4000年の歴史があります。その中で、文字を使って読み書きができる人はほとんど存在しなかったのです。
今でも、世界の中では約7億人の人が読み書きができません。あのトム・クルーズもです。これは良い・悪いではなく、それだけ「文字」でのコミュニケーションは現代的な特殊なものなのです。
実際に、あなたの周りにも、話しが上手なのに作文が得意ではない人や、文章を書くのが上手なのに口は達者ではない人がいませんか?
結局、これらは関係性はあっても別個のものです。
あなたも日本語で「文章を書く」とき、「話をする」ときで、頭の使い方がかなり違うと感じるはずです。また、「書く」日本語と「話す」日本語の中身もだいぶ違いますよね。
さらに、同じ「文章を書く」でも、「LINEの日本語」や「宿題の作文」ではスピードも内容も全く異なりますね。「話す」場合も相手が先生・友達・家族の場合など、状況次第ですべてが違うことが分かると思います。
「文章を読む」とき、「話をきく」ときでも、頭の中に入ってくる感覚はそれぞれかなり違うのではないでしょうか。
英語ももちろん同じです。だから、英語の場合でも、それぞれの適切な上達の方法を必ず採らなければなりません。
というわけで…!
国際基準の英語力を学校英語で身につける第一歩として、まず「文法」を何のためにどのように学ぶ必要があるのかを知り、「読む・書く・聴く・話す」という技能には、それぞれに適切な身につけ方があることを知りましょう。
あなたもまず、次の2つを理解してみてください。
その次に、「読む」、「書く」、「話す」、「聴く」の4技能で大切なことをそれぞれ押さえていきましょう。
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○対象者:中学生以上
これらの内容は、中学英語に始まる大学受験までの内容をもとに、国際クラスの英語力を確実にマスターするための方法をまとめたものです。
しかし、英語は中学生でも基本さえクリアできれば、十分に高校の内容を先取りすることができる科目です。
反対に高校生であっても、中学英語をもう一度根本から理解すると、4技能すべての色々な情報が有機的につながります。これだけで、飛躍的に英語力が上がる場合も非常に多いです。
(試験対策の手順はこちらでご確認ください)
これからお話することは、すべて学術的根拠・マルチリンガルたちの実際の例などをもとにまとめたものです。
この通りに進めていただくと、あなたも受験を超えて英語が世界でも使える人になるでしょう。
大人向けですが、「英語が話せる」ようになる方法もまとめてあります。英会話・留学でも出来るようになる人は限られていて、独学でも話せてしまう人がいる現実には、明確な理由があるのです。
内容はやや高度ですが、やるべきことは単純です。チャレンジしてみたい方は、ぜひ読んでみてください。
1.なぜ文法は絶対必要か―あの言語学者はこう言った
外国語学習において、「文法」と「語彙」は人間でいうところの「血と骨」である―。
こう言ったのは、外国語学習の達人であり、言語学者として著名な千野栄一です。
私も英語・ポーランド語・ロシア語・フィンランド語などを学ぶにあたり、文法を第一に理解したからできるようになっていきました。
文法は絶対に必要です。
例えばこう考えてみてください。
あなたがI love you.と言いたいのに、時制を知らなかったらどうでしょうか。
I loved you.などと言ってしまうかもしれません。その瞬間終わりますよね。
「これからもずっと愛します」と永遠の愛を誓いたいのに、未来形という時制を知らなければどうでしょうか。
I will always love you.のような大事なことも言えません。
素敵な外国人があなたにこう言ったとしても、分からないのです。
そんなことになったら悲しいですよね。
ちなみに、日本語には未来形がありません。
えっ…と思うかもしれません。
例えば、「本を読む」という単語で考えてみてください。
毎日「本を読む」、来週「本を読む」…。
どちらも同じ形をしていることが分かると思います。
そう、英語では当たり前に未来形を学んでいる私たちですが、日本語にはそもそも未来形がないのです。
このように、未来形ひとつとっても英語と日本語は根本的に違います。このような違いを理解し、違いを埋めていくものこそが、文法を学ぶ本当の意味のひとつです。
また、あなたがせっかくfishとeatという単語を知っているのに、文法を知らなければどうでしょう。
「魚を食べる」「魚が食べる」「魚を食べた」「魚と食べなさい!」「魚を食べなさい!」…。
これらのように基本的なことですら、文法なしには表現することも解釈することもできないのです。複雑なことならなおさらです。
しかし…。
これからお話することこそが、文法を学ぶ本来の意味であり、本当の目的です。
文法が絶対に必要な、根本的な理由とは、わたしたちにとって英語は、第二言語だからです。
一体どういうことでしょうか。
日本語が第一言語としてインストールされているあなたには、知らないうちに日本語の絶対の流れやルールが、当たり前のものとして入っているのです。
実はこの「当たり前の絶対の流れ」を前提として、あなたはさまざまな日本語が使えています。
そしてこの流れが崩れると、まったく日本語にならないのです。
例えば「魚」「食べる」と並んでいるのをみて、魚を食べるのか、魚が食べるのかと想像するのは、日本語の流れが前提にあるからです。
「食べる」「魚」と並んでいれば、「食用の魚」、「これから魚を食べる」などと想像が働くのも同じです。
しかし、いずれの場合も「流れ」においては不十分なため、これだけでは文章として意味をなさず、真意が分からないですよね。(いいかえれば、日本語になっていません)
このように、前提としての「当たり前の絶対の流れ」があり、それをもとに私たちは意味をとらえています。
そしてこのような「当たり前の絶対の流れ」は、どのような言語にも存在しているのです。
そして問題なのは、それは日本語の流れとは全く違うものだということです。日本語の流れにとらわれていては、英語はわからないし、使えないのです。
もう少し、日本語の絶対の流れについて説明します。
例えば、あなたの友人がこういったとします。
「昨日さー映画行ったんだけどさーめっちゃつまんなかったんだよね」
このときあなたの頭の中では、
「昨日さー(どうした?)映画行ったんだけどさー(どうだった?だれと?なんの?)めっちゃつまんなかったんだよねー」のように、
先の予測をコンマ数秒で無意識に立てながら聴いています。
これは日本語の「当たり前の絶対の流れ」を理解しているから成り立つ予測です。
そして、英語でも同じように、会話のなかでYouときたら、(どうする?なに?のように)英語の流れのもとに推測がみな働いているのです。
さて、このような予測がなければ、実のところ私たちは意味を捉えることが困難です。
あなたがもしいきなり話しかけられても、え?っとなるのではないでしょうか。
車がどこから来るか、電車がいつホームに来るのか、予測がなければ対応できないのと同じで、会話でも必ず予測を働かせる必要があるのです。
そして、日本語の理解を可能にする予測のための「日本語の流れ」は、「英語の流れ」とは全くもって異なります。
このことを何よりもまず、頭でも身体でも理解する必要があるのです。
だからこそ英語学習にあたっては、しっかりと、まずは英語の「当たり前の絶対の流れ」を完璧にインストールする必要がある…これが英語における初歩の文法学習の真実です。
この理解がない限り、「食べる」「魚」の例のように、わからないし言えない、書けない、ということになってしまうのです。
なんとなくでも伝わったでしょうか?
では、その英語の「当たり前の絶対の流れ」とは何かを見ていきましょう。
2.英語力の根幹―すべては〇〇にはじまり、〇〇に終わる
答えを言います。
英語でいう「当たり前の絶対の流れ」とは、SVOなどの5文型のことです。

第二言語として英語を読む、話す、聴く、書く…。
そのすべては5文型に始まり、5文型に終わります。
5文型がわからないと、何も言えないし読めない、本当に分からないものなのです。
最初の英語の文法の授業のことを思い出してみてください。
5文型の話だったのではないでしょうか。
すべては5文型に始まり、5文型に終わるからこそ、英語の授業の1番最初には、SVOなどの5文型を学ぶことになっているのです。
そこで本当に大事なのは、「Sは主語で、Vは動詞、Cの補語は形容詞や名詞が入って…」という知識ではありません。
それよりも何よりも、英語には日本語と同じく「絶対に崩してはいけない流れがありますよ、それが分からないと英語はわかりませんよ。だからまずはそれを身につけましょう」というのが、SVCなどの文型学習の本質です。
さらに、形容詞、副詞、関係代名詞、名詞的用法…などの一見複雑な文法事項が、訳が分からない、何のためにやっているのか分からないという場合がありませんか?
実はそれらのすべても、SVOなどの基本型の理解のための補助材料のようなものです。
例えば、以下の2つの日本語をみてください。
- 長い→小説
- 昨日駅前で買った→小説
関係詞やら形容詞やらは結局のところ、上の2つの例の、左の部分を英語バージョンで理解・習得するためのものなのです。
5文型は基本であり、絶対に必要です。日本語の母語話者である以上、いつの間にか身につくものでも決してありません。
リスニングや英文解釈の実際の勉強法を進めるにあたっても、どれだけ重要かということにすぐ納得がいくはずです。
逆に言えば、すでに文法の知識はなんとなく理解が進んでいるのに、英文解釈や英作文がイマイチ伸びていない場合はチャンスです。
5文型の本質的な働きを理解するだけで、すべてが解決される可能性が高いからです。
5文型さえ分かってしまえば、「こういうことか」と思えることばかりです。そして、「英語力を伸ばせる」という手応えをあなたも感じることができるでしょう。
4技能それぞれの勉強法は、あなたがどのようなレベルでも、英語ができるようになる道筋が分かるように書きました。
それぞれの勉強法を見ながら、あなたもぜひ国際人として日本を盛り上げるひとりになってください。
- 【英文解釈・語法勉強法】○○が分かっていないと一生英文解釈はできない
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余談ですが、外国語の学習は、他者の論理やルールの理解から始まる「相手起点」のものです。英語の立場にたたないといけないのが英語学習です。
このような視点は、人と人の相互理解でも大変重要になるものです。
外国語を正しく学ぶと、他の人の視点に立つ力も養われるでしょう。英語を通じて、色々な力を身につけていきましょう!
